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札幌・ペトロヴィッチ監督 J1指揮524試合の最多記録に並ぶも今季初勝利ならず

[ 2023年2月26日 06:00 ]

明治安田生命J1第2節   札幌1―3神戸 ( 2023年2月25日    札幌ドーム )

札幌・ペトロヴィッチ監督(撮影・高橋 茂夫)
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 コンサドーレ札幌は25日、札幌ドームでホーム開幕戦となる神戸戦に臨み、1―3で敗れて今季初勝利を逃した。3点を追う後半アディショナルタイムにMF金子拓郎(25)がPKでチームの今季1号を決めたが、対神戸戦は7連敗。ミハイル・ペトロヴィッチ監督(65)は、この試合で西野朗氏(67)が持つJ1指揮524試合の最多記録に並んだが、勝利で花を添えることはできなかった。

 「たくさんのサポーターが駆けつけた中で負けて申し訳ない。自分たちのミスから失点し、難しいゲームにしてしまった」。ペトロヴィッチ監督は開口一番、1万7078人のサポーターに陳謝した。3年ぶりに全席での声出し応援がこの日解禁。大声援を力に、スコアレスドローだった18日の開幕戦(対広島)以上に質の高い組み立てからチャンスをつくったが、指揮官は「今の気分としてはとても残念な気持ち。なぜなら3ポイントを取れなかったからだ」と肩を落とした。

 守護神のGK菅野孝憲(38)が24日の練習後に右ふくらはぎの違和感を訴え、GK具聖潤(ク・ソンユン、28)が20年の開幕戦以来3年ぶりに先発出場。3失点に「いつ出ても、いいパフォーマンスは出さなきゃいけない」と悔しさを口にした。自らのドリブル突破から獲得したPKで今季チーム1号を決めた金子は言った。「次は何が何でも勝ち点3を持って帰る」。3月4日の次節・新潟戦(デンカS)での今季初勝利へ、強い決意をにじませた。(青木 一平)

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2023年2月26日のニュース