やっぱり大迫は半端ない「まだまだ得点を取りたい」　神戸2連勝に導く32歳弾に森保監督も含み

明治安田生命J1第2節   神戸3－1札幌 （ 2023年2月25日    札幌ドーム ）

＜札幌・神戸＞前半、先制ゴールを決め雄叫びをあげる神戸・大迫、（撮影・高橋　茂夫）
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　明治安田生命J1リーグは6試合が行われ、敵地で札幌と対戦した神戸はFW大迫勇也（32）が今季初得点するなど3―1で快勝し、17年以来6年ぶりの開幕2連勝とした。残留争いに巻き込まれた昨季から一変し、反撃を予感させるスタートだ。

　使い古されたフレーズでも、やはり大迫は「半端ない」。前半9分に武藤のスルーパスを受けて右足を振り抜き先制点。今季初得点を挙げると、圧巻だったのは後半14分だ。GKからのハイボールを相手と競り合いながらコントロール。ボールを敵陣左サイドで収めると、マークにきたDFをいなし、狙い通りの正確無比なパスを逆サイドのMF佐々木に通した。貴重な追加点を演出し、チームを6年ぶりの開幕2連勝に導いた。

　「チームが2連勝したことが、まず素晴らしいこと。個々がやるべきことをしっかり頭に入れて試合に臨めた。それが一番良かった。（得点は）いいボールを入れてくれて、いい形でミートできた」

　昨年は足の負傷に悩まされリーグ26試合7得点。シーズン終盤に復調してきたものの、W杯カタール大会に臨む日本代表メンバーから漏れた。そんな中、チーム関係者によると昨年オフは例年以上の自主トレを敢行。本来のパフォーマンスを取り戻し、開幕から本領発揮している。

　別会場で取材に応じた日本代表の森保監督は今後のストライカー招集について「世界トップ基準でプレーできることを見せてくれる選手がたくさん出てくるのを期待している」と言いつつ「年齢は関係ない？そうですね。できるだけニュートラルに見ていきたい」と含みを持たせた。

　「まだ始まったばかり。もっと良くなる。まだまだ得点を取りたい」と大迫。昨年は残留争いに巻き込まれたが、エースストライカーが万全ならばタイトル争いも夢じゃない。