京都・チョウ貴裁監督が鹿島との開幕戦に向け“浪人生魂”燃やす　昨季のJ1での経験生きる

非公開練習後取材に応じる京都・チョウ貴裁監督
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　京都は開幕戦前々日の16日、京都府城陽市のサンガタウン城陽で非公開練習を行い、就任3年目のチョウ（ちょう）貴裁監督が練習後取材に応じた。ホップ、ステップときてジャンプの年と位置づける就任3年目。“浪人生魂”で18日の鹿島戦（サンガS）を戦う決意を示した。

　12季ぶりにJ1へ復帰した昨季は辛くも残留を決めたが、プレーオフを戦うなど下位でもがいた。ただ、その過程は決して無駄にはならないと指揮官は強調する。上位争いができなかった昨季からの巻き返しを期す現状を、大学受験の浪人生に例えて「1年浪人すると見える傾向もある。1年でやったことがつながれば、試験に対しても平常心で臨める」と話し、昨季にはなかったJ1での経験を昇華させるつもりだ。

　クラブ史上最年少主将のMF川崎颯太（21）は「改めて京都がJ1というあの舞台にもう一度立てるというのは、すごく喜びがある。1年間、サポーターの皆さんが楽しみだなと思わせられるサッカーをしたい」と意気込んだ。