横浜・飯倉　約3年半ぶりの復帰で横浜愛語る「超幸せ。2月に入ったし、引退しようと思っていた」

＜横浜練習＞練習する横浜・飯倉（右）（撮影・木村　揚輔）　
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　横浜は16日、「金J」開催となる17日の川崎Fとの開幕戦に向けて神奈川県横須賀市内で練習の一部を公開。今月9日に完全移籍での加入が決まったGK飯倉大樹（36）が取材に応じた。

　19年途中まで横浜でプレーし、昨季まで神戸に所属。今季の所属先が決まっていなかったが、正GKだった高丘が米MLSバンクーバーへの移籍交渉のため、今月4日にチームを離脱したことで横浜はGKの補強が急務となっていた。その中で加入が決まったベテランGKは「正直このタイミングでチームに入るということはラッキー。持ってるとしかいいようがない。最後マリノスでもう一回やれたらいいなと心のどこかでは思っていた。運良くこうやって帰ってこられて幸せ。超幸せといっても過言ではない。マリノス以外は考えていなかった。2月に入ったし、引退しようと思っていた」と引退も覚悟していたことを明かした。所属先が決まらなかった期間は一人でジムに通い「健康維持的な」練習しかしていなかったそうで、本格的なGK練習は4カ月ぶり。現在は徐々にコンディションを上げている段階だ。

　白坂が26歳、オビが25歳、田川が20歳と他のGK3人は若く、飯倉の経験はチームにとっても貴重だ。「今までマリノスでしてこなかったサッカー以外のこともチームと協力してできればいい。俺が出て結果を残すことも大事なんだけど、そこに食い込んでいって彼らの刺激になったり、負けられねえなってのをつくってやらないと成長しないと思う。サポートというか、ケツをたたいてやるのが俺の仕事」と意気込みを示した。