ドイツ杯3回戦　田中のデュッセルドルフ、浅野のボーフムともに敗退

ニュルンベルク戦の後半、競り合うデュッセルドルフの田中（左）
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　ドイツ杯は8日に各地で3回戦が行われ、デュッセルドルフの日本代表MF田中碧（24）は同じ2部リーグのニュルンベルク戦にフル出場した。延長を終えて1―1で決着せず、PK戦で3―5と屈した。ボーフムのFW浅野拓磨（28）はドルトムント戦にフル出場し、チームは1―2で敗れた。

　＜ボーフム　浅野は不完全燃焼＞浅野は日本代表の森保監督が視察した一戦で不完全燃焼に終わった。右サイドでフル出場し積極的にゴールを狙ったが、前半31分のシュートがブロックされるなど強豪相手に決め切れなかった。チームは後半に一度は追い付いたが、勝ち越せなかった。格上に力の差を見せつけられ、レッチュ監督は「今日の結果は残念だ。これからはブンデスリーガに集中する」と気持ちを切り替えた。

　＜デュッセルドルフ　田中は決定機演出も＞田中は気温が氷点下に冷え込む中で精力的にプレー。後半10分に至近距離からシュートを打ち、その後も決定機を演出したがチームは後半終了間際に追い付かれPK戦の末に敗退。「（好機で）決めなきゃいけない」と表情は硬かった。今季の残りは1部昇格を目指してリーグ戦に集中する。「自分のやれることは間違いなく増えている。チームの結果につながるようなものを生み出せれば」と気持ちを切り替えた。