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カザビア・相馬が神業FK 途中出場で移籍後初ゴール 第2次森保ジャパン入りへアピール

[ 2023年1月31日 04:20 ]

ポルトガル1部   カザビア2-1サンタクララ ( 2023年1月29日 )

<カザピア・サンタクララ>後半、FKで移籍初ゴールを決めるカザピアの相馬(左端)(ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ イメージズ

 ポルトガル1部カザピアのMF相馬勇紀(25)が29日、サンタクララ戦の後半17分に途中出場すると、30分に直接FKを決めて移籍後初ゴールをマーク。終了間際には右CKから勝ち越し点をアシストするなど、W杯カタール大会でも期待されたセットプレーで存在感を示した。また、ベルギー1部リーグではセルクル・ブリュージュの上田綺世(24)がヘント戦で2戦連発となる今季リーグ9ゴール目。サムライたちはW杯後も着実に進化を続けている。

 同じW杯代表として、三笘に負けじと相馬の右足も火を噴いた。
 後半30分、ペナルティーエリア手前左側という好位置でのFK。狙いすまして蹴った弾道は、腕を目いっぱい伸ばした相手GKも届かないゴール左に突き刺さった。初ゴールをチームメートから盛大に祝福された。ツイッターに投稿された自身のゴール動画を引用リツイートし「My first goal in Portugal(ポルトガルでの僕の初ゴール)」と書き込むなど、喜びを表現した。

 昨年のW杯カタール大会では本来の突破力やFKを生かすことができず、1次リーグのコスタリカ戦のみの出場に終わった。目標に掲げていたゴールも遠く、大会後には「ピッチ内で貢献できない、凄く悔しい大会だった。(スタメンを)狙えるだけの信頼を勝ち得なかった」と冷静に分析したが、欧州移籍2試合目で3月に初戦を迎える第2次森保ジャパンのメンバー入りに向け、大きなアピールになった。

 得意のセットプレーで2得点に絡むなど、次戦に控える首位ベンフィカとの一戦を前に早くもチームに欠かせない戦力として認知されている。移籍時に宣言した「世界のSOMAになってくる」という目標に向け、第一歩をしるした。

 ◇相馬 勇紀(そうま・ゆうき)1997年(平9)2月25日生まれ、東京都調布市出身の25歳。三菱養和SCユースから早大に進み、19年に名古屋加入。同年夏に鹿島へ期限付き移籍し、20年に名古屋復帰。国際Aマッチ通算9試合出場4得点。1メートル66、68キロ。利き足は右。

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