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川崎F“ポスト三笘”18歳ルーキーMF名願斗哉がドリブル突破でアピール

[ 2023年1月31日 18:48 ]

1月31日の名古屋との練習試合でプレーする名願斗哉
Photo By スポニチ

 沖縄で合宿中の川崎Fは31日、名古屋との練習試合(45分×3)を行い、ユースから昇格したDF松長根悠仁(まつながね・ゆうと)らのゴールで4―1で勝利した。

 ゴールこそなかったものの、同じ18歳で履正社高(大阪)から新加入のMF名願斗哉(みょうがん・とうや)が存在感を発揮した。2本目の17分から左FWで約73分間プレー。「積極的に仕掛けていこうと思いながらやっていました」と振り返った通り、1―0の同29分にドリブルで仕掛け、CKを奪うと、そこから松長根のゴールが生まれた。

 「仕掛けることによって、セットプレーを獲得できるのも、一つの攻撃のチャンスだと思います」。さらにその2分後には、高校から励んだ体幹トレーニングの成果を発揮し、名古屋のDF森下から激しいチャージでボールを奪い、ドリブルで仕掛けて見せ場をつくった。

 “プロ1号”はお預けとなったが、18歳とは思えない堂々としたプレーを披露。才能の片鱗を見せつけ「やっぱり抜けるのは抜けるし、ゴールのチャンスまではいける」と、名願自身も手応えをつかんだ様子だ。

 得意のドリブルは状況や相手との力関係により使い分けているようで、そのポテンシャルの高さに周囲の期待も高まる一方。右足アウトでボールを運び、背筋を伸ばして顔を上げてドリブルする姿は、まさに三笘をほうふつとさせる。「高校とは違って、一人ひとりの強度が全く違う。高校の時は強引に行くことが多かったけど、プロになってからは他の選択肢ももっと使えれば、自分のプレーも幅が広がると思っています」と名願。“ポスト三笘”との呼び声高い次世代の天才ドリブラーが、大きな期待を背負ってプロ1年目のシーズンに臨む。

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2023年1月31日のニュース