ブライトン三笘の同僚トロサールが移籍志願 監督と対立してリバプール戦メンバー落ち

ブライトンの三笘（ロイター）

　サッカーのイングランド・プレミアリーグでブライトンに所属するベルギー代表FWレアンドロ・トロサール（28）が移籍を志願したと複数の英メディアが13日に伝えた。同選手の代理人が、デゼルビ監督から不当な扱いを受けて亀裂が生じたと説明。W杯前には24年までの契約をさらに延長する方向で話し合いを続けていたが、1月中の移籍を認めるよう求めていく姿勢を示した。

　デゼルビ監督は14日のリバプール戦に向けた前日会見でトロサールを招集メンバーから外す意向を表明。7日のFA杯ミドルズブラ戦で先発落ちを告げると、その後の練習で無断帰宅したとし「気に入らない。私はクラブのために全てを注ぐ選手を求めている」と訴えた。これに対して代理人は練習を取りやめたのはふくらはぎに問題を抱えていたためで、トロサールは医療スタッフに状況を説明していたと主張。監督とトロサールの間には1カ月にわたって直接の対話がないと指摘した。

　トロサールは今季公式戦17試合で7得点を挙げているブライトンのエースで、昨年10月1日のリバプール戦ではハットトリックを記録。シーズン序盤は日本代表MF三笘薫（25）より高い序列で左サイドで起用され、三笘が先発に定着するとセンターFWとして共存してきた。