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槙野智章 B級ライセンスながら監督は「オファーがあれば飛びつきたい」「Jで指揮できるなら来年でも」

[ 2022年12月26日 14:29 ]

 <槙野智章引退会見>モニターを使いプレゼン形式で今後の抱負を語る槙野(撮影・大森  寛明)
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 今季限りでの現役引退を表明したJ1ヴィッセル神戸の元日本代表DF槙野智章(35)が26日、神戸市のノエビアスタジアム神戸で「現役引退および槙野劇場第二章開幕宣言会見」を開いた。

  第二章として監督を目指すことを宣言した槙野。サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会における日本代表の活躍で日本中が沸く様子に刺激を受け「日本にサッカー文化を起こしたい。Jリーグに夢中になる姿を日本文化として起こしたい」と思ったと語った。

 サッカー解説者やチームのフロントなど、様々な方法でサッカーを盛り上げることができる中で「監督」を目指す理由として「もちろん監督になりたいって発言をしましたが、僕が今、持っているライセンスで監督はできない。来年A級ライセンス、そのあとS級ライセンスを取らないといけないので、そのライセンスを取るまでは解説業だったり、違う角度でサッカーを発信していきたい」としながらも「プレーヤーとしてやってきた中で、伝えるよりも一緒になってチームを作っていきたい。自分も監督として目立ちたい。メディア側、フロント側よりも監督に魅力を感じます」と語った。

 目指す監督像として「主役である選手たちを最高に輝かせられる監督になりたい」と宣言。「選手の良さを引き出す監督になりたい。理想は今はいません。これまでにない監督像を自分で作っていきたい」とした。

 そして、監督としてどうステップアップするか問われると、「個人的にはユース年代もそう、育成年代も注目している。まずはそこを学びたい気持ちもあります」と若い選手の育成にも興味があるという一方で「カテゴリー、J3、J2でもやりたいと思っていますし、いろんな人を巻き込んで強くしたい。面白いチームを見に行きたいというチーム作りをしたい。チャンスがあるならばどこにでも飛び込んでいきたいと思っております」と貪欲な姿勢を見せた。

 監督になるためのスケジュールとしては「今、B級ライセンスなので、J1の監督になるためにはS級を持ってないと指揮ができないので最短でも2、3年かかるんじゃないかと言われています」とし「いろんな選手、いろんなところでライセンス問題の改正を求められる中でS級を持っていなくてもJで指揮できるなら来年でもむしろしたい」ときっぱり。「勉強ももちろんしないといけない」と指導者としての勉強は必要としながらも「オファーがあればすぐ飛びつきたいです」と今すぐにでも監督になる覚悟を示した。

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