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引退した槙野智章 成長の秘訣は“アンチ”の存在「まっとうに勝負できた」「自分にしかないやり方」

[ 2022年12月26日 14:01 ]

 <槙野智章引退会見>モニターを使いプレゼン形式で今後の抱負を語る槙野(撮影・大森  寛明)
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 今季限りでの現役引退を表明したJ1ヴィッセル神戸の元日本代表DF槙野智章(35)が26日、神戸市のノエビアスタジアム神戸で「現役引退および槙野劇場第二章開幕宣言会見」を開いた。

 槙野は「今季、選手として“槙野劇場”を起こせなかった」と引退の理由をプロジェクターを用いながら説明。「1年前、神戸に来た時から現役生活のカウントダウン、これはラストになるかもしれないって思いはありました」と正直な思いを口にし「日に日にトップパフォーマンスが出せなくなったと感じていました。Jリーグでバトルしてる選手たちと局面のバトルで、以前だったらボールを取れてたなとか、自分が前に駆け上がっていたとなか」と90分間、ハイパフォーマンスでプレーできない自分がいると実感。「ぼろぼろでやり続けるよりもプロとして引き際、タイミングは今がベストじゃないかとこういう決断をしました」と語った。

 また、17年間やり続けたこととして「自分だけのチャレンジよりも人の力を最大限借りて自分をレベルアップしたいと考えてやってきた。人になくて自分にあるやり方として、アンチをつけることを自分は意識した」と回想。「いろんな意見、プレッシャーが飛び交う中で、それよりもやってやろう、結果で見せてやろうって、アンチを付けることを大事にしていた」と槙野ならではのレベルアップ方法を明かした。

 そして「アンチ(から)の声を出し続けたのは、自分にとっては強くなった秘訣(ひけつ)かなって。格好付けではありますけど、それに打ち勝った、まっとうに勝負できたのが自分にしかないやり方、求め続けたこと」と胸を張った。

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2022年12月26日のニュース