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アルゼンチンが“3つ星”獲得!W杯優勝国の代表ユニに輝く星 ウルグアイだけ“例外”の理由とは…

[ 2022年12月19日 07:30 ]

FIFA W杯カタール大会決勝   アルゼンチン3ー3(PK4―2)フランス ( 2022年12月18日    ルサイル競技場 )

母国に36年ぶりW杯優勝をもたらしたアルゼンチン代表メッシ。左胸のエンブレムには今後3つ星が輝くことになった(AP)
Photo By AP

 サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝が18日に行われ、アルゼンチン代表がPK戦の末にフランス代表に勝利。W杯では3度目の優勝を飾り、栄誉ある“3つ星”を獲得することになった。

 代表ユニホームのエンブレムの上に刻まれる星の数はW杯での優勝回数。史上最多5度の優勝を誇るブラジルは5つ星。次いで4度優勝のドイツとイタリアは4つ星。アルゼンチンは史上4カ国目となる3度目の優勝を飾り、新たに1つ星の数を増やすことに成功した。

 FIFAによるとW杯ユニホームに初めて星を付けたのはブラジル。70年メキシコ大会で優勝し、当時W杯史上初となる3度目の優勝を飾った記念として代表チームのエンブレム上に3つ星を入れたのだという。

 それ以降、W杯優勝経験のある8カ国全てが星を入れるようになり、10年に改正されたFIFAの規定でも“ワールドカップ優勝数のみ”星をつけることが許された。

 だが、その8カ国のうちW杯優勝2回のウルグアイだけが例外的に4つ星をつけている。その理由としてFIFAは「残りの2つの星は1924年パリ五輪と1928年アムステルダム五輪の金メダルを記念するもの」とし、第1回ウルグアイ大会が1930年だったことに触れ「ウルグアイはW杯がなかった時代に五輪で優勝したことをW杯優勝と同レベルで扱う唯一の国」と説明。ウルグアイが初めて4つ星をユニホームに付けて臨んだW杯は02年の日韓大会だった。

 さらに上記10年のルール改正で星を2つ外される事を恐れたウルグアイサッカー協会は、エンブレムの中に4つ星を入れてしまうというユニークな発想を披露。10年南アフリカ大会では星は“ワールドカップ優勝数”ではなく“エンブレムのデザインの一部”としてアピールした。ただ、14年ブラジル大会でも同様にしていたが、18年ロシア大会からは再び“4つ星”はエンブレムの外へ。今大会でも左胸エンブレムの上には金色に輝く4つ星が入っていた。

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