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磐田降格 涙…昇格からわずか1年 最下位確定でクラブ史上3度目のJ2へ

[ 2022年10月30日 04:30 ]

明治安田生命J1第33節   磐田0-2G大阪 ( 2022年10月29日    パナスタ )

<G大阪・磐田>試合後、サポーターに頭を下げる磐田イレブン(撮影・岩崎 哲也)
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 磐田はG大阪に敗れ、1試合残してクラブ史上3度目のJ2降格が決定。歓喜に沸く敵地で、磐田の選手たちがうつむき、涙を流す姿が痛々しく映った。後半21分にFW食野にゴールを許すと、同28分にも失点。引き分け以下で降格が決まる重圧の中で磐田の動きは硬く、残留を争う相手になすすべなく押し切られた。約20年在籍した古巣との対戦に先発した遠藤は「残留の目標を達成できず残念。夏場に勝ち点を積み上げられなかったことが響いた」とこぼした。

 9月に就任した強化責任者の藤田俊哉スポーツダイレクターは「やるべきことを明確にし、覚悟を持って前に進む」と強調した。しかし、磐田はFWファビアン・ゴンザレスの移籍を巡る規定違反があったとしてFIFAから処分を下されており、来季は新規選手の補強ができない可能性がある。クラブはスポーツ仲裁裁判所に上訴したものの裁定が下される時期は未定で、J1復帰へはいくつもの障壁が立ちはだかる。

 ▽J1残留争いの行方 磐田のJ2自動降格が決まり、J1参入プレーオフ出場の16位を含めた残留争いは、5チームに絞られた。11月5日の最終節は、5チーム全てアウェー戦でJ1残留を目指す。16位以上が決まっている13位湘南は○か△、同じく14位福岡は○ならば無条件で残留が決まる。前節17位から残留圏の15位に浮上したG大阪も○で決定、17位清水は○が絶対条件で、G大阪が●、16位京都が△か●で逆転残留の可能性を残す。

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2022年10月30日のニュース