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中村俊輔、44年間の歩み J優秀新人賞、歴代最年少MVP スコットランド・プレミアLで日本人初MVP

[ 2022年10月17日 05:01 ]

桐光学園では97年の全国高校サッカー選手権で準優勝に輝いた中村
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 来季のJ1昇格を決めた横浜FCの元日本代表MF中村俊輔(44)が今季限りで現役を引退することが16日、分かった。日本代表やスコットランド・プレミアリーグのセルティックなどで一時代を築き、J1でも横浜で史上初となる2度のMVPを獲得。左足の芸術的なFKは、世界的な名手としてその名をとどろかせた。近年は右足首の故障との闘いが続き、熟慮の末、プロ26年の現役生活に終止符を打つ決断を下した。これまでの中村の44年間の歩みを振り返る。

 ▼78年6月24日 横浜市で生まれる
 ▼85年 深園FCでサッカーを始める
 ▼91年 日産ジュニアユースに入団
 ▼97年1月 桐光学園時代には全国高校選手権で市船橋に敗れ準優勝
 ▼同3月 横浜Mに入団、背番号は「25」
 ▼同3月8日 ナビスコ杯開幕戦のV川崎戦に先発でJデビュー
 ▼同5月3日 J1第1S第6節平塚戦の後半41分に左足FK弾でJ初ゴール
 ▼同6月 世界ユース選手権で全試合に出場し8強(5試1点)
 ▼同12月 Jリーグ優秀新人賞を受賞
 ▼98年2月 岡田ジャパンで日本代表初招集
 ▼99年 横浜での背番号を「10」に変更
 ▼同6~11月 シドニー五輪アジア1次、最終予選に出場(11試6点)
 ▼00年2月 シンガポール戦でA代表デビュー。続くブルネイ戦で初ゴール
 ▼同9月 シドニー五輪準々決勝で米国に敗れ8強(4試0点)
 ▼同10月 アジア杯優勝。ベストイレブンに選出(5試0点)
 ▼同12月 JリーグMVP(歴代最年少)
 ▼01年10月27日 ナビスコ杯決勝で磐田に勝利し初優勝
 ▼02年5月 W杯日韓大会メンバー失意の落選
 ▼同7月 セリエAのレジーナに移籍。背番号は「10」
 ▼03年6月 コンフェデ杯出場、2試合で3得点
 ▼04年7~8月 アジア杯連覇。大会MVPに選出(6試2点)
 ▼05年6月 コンフェデ杯のブラジル戦で豪快ミドル弾(3試1点)
 ▼同7月 スコットランドのセルティックに移籍。背番号「25」
 ▼06年6月 W杯ドイツ大会、初戦のオーストラリア戦で1得点(3試1点)
 ▼同9、11月 欧州CL初出場。1次LマンチェスターU戦は2試合連続FK弾
 ▼07年4月 スコットランド・プレミアリーグ連覇。日本人初のMVPに輝く
 ▼08年5月 セルティック移籍後3年連続のリーグ優勝
 ▼09年6月 スペイン1部のエスパニョールに移籍。背番号は「7」
 ▼10年2月 古巣横浜に加入
 ▼同6月 W杯南アフリカ大会(1試0点)。大会後、代表引退を表明
 ▼13年 Jで自身最多の10得点。史上初となる2度目のJリーグMVPに
 ▼17年 磐田に移籍
 ▼18年 Jリーグ15シーズン目で初の無得点に終わる
 ▼19年7月 J2横浜FCに移籍。J1昇格に貢献
 ▼20年 J1開幕戦で先発出場、当時J1最年長先発
 ▼21年 チームはJ2に降格

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