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福岡 堅守が崩壊…川崎Fの攻撃力に屈し今季最多4失点 山岸弾も実らず3連敗

[ 2022年8月21日 06:00 ]

明治安田生命J1第26節   福岡1―4川崎F ( 2022年8月20日    ベススタ )

<福岡・川崎F>川崎Fに敗れ、サポーターに一礼する福岡イレブン(共同)
Photo By 共同

 各地で4試合が行われた。福岡はホームで川崎Fに今季最多の4失点で大敗した。FW山岸祐也(28)のゴールで一度は追い付いたが、前半終了間際に勝ち越されると後半は防戦一方となり、リーグ戦3連敗となった。 

 福岡は今季最多の4失点で完敗した。9651人が駆けつけたホームでリーグ3連敗。試合前までリーグ最少失点を誇った堅守がリーグ最強の攻撃力の前に崩壊し、先制された10戦で全敗となった。

 昨年はホームで、当時リーグ無敗だった川崎Fに土を付けたが今回は屈した。長谷部茂利監督は「追いついた後、最後に失点してしまったのがこたえた」と前半45分に許した2失点目を悔やんだ。「分かっていても止めることができない。正確で速くタイミングもうまい」と脱帽した。

 7月末からコロナ禍に見舞われたチームは、少人数でルヴァン杯でクラブ初の4強入りを達成。この日は離脱していた前、山岸、志知らも先発出場し前半は互角の戦いを展開した。同7分に先制を許すも同22分、柳からのパスを受けた山岸が同点ゴール。7月30日のC大阪戦以来の先発で今季7点目を決め「柳がいいところにくれた。相手のDFの裏に動いて左足で冷静に決められた。いいゴールだった」と振り返った。

 後半は押し込まれ、グローリが一発退場でPKも決められるなど失点を重ねた。山岸は「自分達の甘さ」と肩を落とした。目標の8位以内にも降格圏にも近い立ち位置。26日の次戦は九州ダービーの鳥栖戦だ。チーム得点王は「切り替えてチームが一つになってパワーを出して戦って勝ちたい」。待ち受ける大一番へ腕ぶした。(村田 有子)

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2022年8月21日のニュース