浦和がジョホールDTを5―0で破ってACL8強進出　埼スタの大声援を背にマレーシア王者を粉砕

＜ACL　ジョホールDT・浦和＞後半、自身2得点目のゴールを決める浦和・ユンカー（撮影・西海健太郎）
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　アジア・チャンピオンズリーグ（ACL）東地区の決勝トーナメント1回戦の2試合が行われた。浦和は埼玉スタジアムでジョホールDT（マレーシア）に5―0で勝利し、準優勝した19年以来、3大会ぶりの8強進出を決めた。きょう20日に組み合わせが決まる準々決勝は22日、準決勝は25日に実施。西地区と争う決勝は来年2月19、26日にホームアンドアウェー方式で開催される。

　前半8分、DFアレクサンダー・ショルツ（29）がPKを決めると、流れは一気に浦和に傾いた。同19分にはMFダヴィド・モーベルグ（28）がペナルティーエリア外の中央から芸術的なFK弾。左足から放たれたボールは、糸を引いたようなきれいな軌道で右上のゴールポストを叩いてネットを揺らした。さらに39分は右からのクロスを左で折り返し、最後は再びモーベルグ。45分間の3得点で勝負を決めてみせた。

　準決勝まで中2日で3試合を戦う過密日程もあり、後半開始時には3選手を一気に交代した。それでも同39分には途中出場のFWキャスパー・ユンカー（28）がチーム4点目を決め、さらにアディショナルタイムにトドメの一撃を突き刺し、14年から21年まで国内リーグ8連覇のマレーシア王者に完勝。ACLで優勝した07年と17年はホームで11勝2分け（4勝2分けと7勝）と絶対的な強さを誇った“赤い悪魔”が、埼玉県での集中開催という地の利も生かして第一関門を突破した。