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最下位低迷の磐田、伊藤彰監督を解任 前夜6失点大敗…強化部トップ・鈴木秀人氏も

[ 2022年8月14日 17:06 ]

13日、浦和に大敗し厳しい表情の磐田・伊藤監督(左)(撮影・西海健太郎)
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 J1磐田は14日、伊藤彰監督(49)と鈴木秀人トップチームマネジメント部長(47)を解任することを決定した。後任は未定。シーズン途中の監督解任はJ2だった20年(フェルナンド・フベロ氏→鈴木政一氏)以来2シーズンぶりとなる。

 伊藤氏はクラブを通じ「この度、ジュビロ磐田の監督を退くことになりました。約半年、良いときも苦しいときもありましたが、常にチームの為に戦う姿勢を貫いてくれた選手、スタッフ、そしてどんなときでも応援・サポートして下さった、ジュビロ磐田ファミリーの方々に深く感謝申し上げます。今シーズン、短い間でしたが積み上げてきた成果を、残り9試合ファミリーの皆様と共に残留という目的に向かい、選手・スタッフと共に闘いたい、そしてファン・サポーターの皆様と喜びを分かち合いたいと思っていましたので、シーズン最後まで一緒に闘うことができなくなったことは無念ではあります。今年のJ1残留、そして来年以降、チームがさらなる高みにいき、強いジュビロ磐田を取り戻す事、その先にシーズンで優勝を争うチームになることを信じております。半年、本当にありがとうございました」とコメントした。

 伊藤氏はJ2大宮、甲府を指揮し、今季から磐田の監督に就任。クラブにはポジショナルプレーや可変ステムを駆使する戦術家としての手腕を高く評価されたが、戦術の浸透に時間がかかり、ここまでリーグ25試合を終え5勝7分13敗と振るわなかった。13日の浦和戦ではクラブワースト記録に並ぶ6失点で大敗。残り9試合時点で順位は最下位と後がないことから、クラブはシーズン途中の監督交代に踏み切った。

 鈴木氏は今季から強化部のトップに就任。今夏の移籍ウインドーでは得点力不足の解消を目指して国内外のFWをリストアップしたものの、獲得が決まったのはDF松原后(25)のみと手腕を発揮しきれなかった。

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2022年8月14日のニュース