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浦和が名古屋を撃破してルヴァン杯準決勝へ 声出し応援実証実験試合で埼スタに大声援が戻る

[ 2022年8月10日 21:50 ]

ルヴァン杯準々決勝第2戦   浦和3-0名古屋 ( 2022年8月10日    埼玉 )

浦和・伊藤
Photo By スポニチ

 ルヴァン杯準々決勝の第2戦で浦和はホームで名古屋を3―0で破り、2戦合計4―1とし、準決勝進出を決めた。16年以来、3回目の優勝に一歩前進。MF伊藤敦樹(23)の2ゴールとMF江坂任(30)のだめ押し弾で、6月18日のリーグ戦のホーム名古屋戦と同じスコア(3―0)で勝利を飾った。

 サポーターの歓声が戻ってきた埼スタで、頭上からピッチを照らす月のように背番号3が輝いた。前半31分、左からの味方のクロスにMF伊藤がジャンプ一番。頭一つ抜けるような打点の高いヘディングでゴールネットを揺らした。さらに10分後には左CKから追加点を奪った。ペナルティーエリア内のゴールから離れた位置で待機していると、味方がボールを蹴る瞬間にするするとポジションを移動。そこに精度の高いボールが供給され、ダイレクトで左足を振り抜いた。

 開始から攻めあぐね、なかなかシュートまで持ち込めなかったが、先制点をスイッチに一気に流れを掴んだ。ほぼ途切れることなく会場に響きわたる声援も力になった。この日は声出し応援の実証実験試合。声出し応援の可能エリアには約7000人のサポーターが詰めかけた。ホームで声出し応援が行われるのは、20年2月16日のルヴァン杯1次リーグの第1戦の仙台戦以来、約2年半ぶり。少しだけ日常に戻った風景を背に、ピッチで選手たちが躍動した。
 また、負傷離脱していた日本代表DF酒井宏樹(32)とDFアレクサンダー・ショルツ(29)が戦線復帰。過酷な夏場を戦うチームにとって、大きな力になることは間違いない。

 ▼MF伊藤敦樹 この声出し応援を楽しみにしていた。小さい頃からスタンドで応援する立場で、このユニホームを着て、早くこの歓声を聞いてプレーしたかったので、本当に幸せでした。
 (1点目)松尾選手がボールを持った時に中に入って、良いボールが来て、いいコースに飛んで入った。(2点目)昨日の練習でやっていた形なので、力まず、左足でしたけど決められて嬉しいです。(次戦)去年と同じくセレッソが相手だが、しっかり勝って決勝に行きたい。

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2022年8月10日のニュース