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横浜 史上2クラブ目のJ1通算500勝 水沼が聖地・国立で父子メモリアル勝利演出

[ 2022年7月3日 05:10 ]

明治安田生命J1第19節   横浜5ー3清水 ( 2022年7月2日    国立 )

<清水・横浜>後半、横浜・レオ・セアラ(中央)が自身3得点目のゴールを決め水沼(左)と喜ぶ(撮影・西海 健太郎)
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 明治安田生命J1リーグは2日に9試合が行われ、首位の横浜は国立競技場で清水を5―3で下し、鹿島に次ぐ史上2クラブ目のJ1通算500勝を達成した。FW水沼宏太(32)が2アシストの活躍で、チームは今季最多の5得点で5連勝。1993年5月15日のV川崎(現J2東京V)とのJリーグ開幕戦で歴史的な一勝を記録した“聖地”で、新たな歴史を刻んだ。

 横浜が“聖地”でメモリアルを達成した。原動力となったのが水沼だ。1―1の前半終了間際、3―2の後半7分に絶妙の右足クロスでともにレオ・セアラのゴールをアシスト。今季最多となる5得点でのJ1通算500勝達成に花を添え、「改めて歴史に名を刻めて幸せ」と笑顔で振り返った。

 これ以上ない舞台だった。清水の30周年記念試合と位置づけられた一戦で、場所は国立競技場。「オリジナル10」対決は、キックオフ前に花火が打ち上げられ、今季Jリーグ最多5万6131人で埋まったスタンドは清水のオレンジと横浜のトリコロールに染まった。横浜は93年国立でのリーグ開幕戦で歴史的な1勝目を挙げ、95年チャンピオンシップや01年ナビスコ杯、13年度天皇杯で優勝。建て替え後初の公式戦で記録達成へ、チャンスを逃すわけにはいかなかった。

 水沼は2世代にわたって名を刻んだ。FWエバートンとディアスのゴールで2―1で勝利したV川崎とのJリーグ開幕戦。父・貴史氏は1―1の後半14分にシュートを放ち、そのこぼれ球をディアスが決勝点を決めた。あれから30年目。当時3歳でスタンド観戦していた水沼はこの日、右FWで先発し、抜群の存在感を示した。レオ・セアラはハットトリックの活躍を見せた。「1勝目を前の国立で見られて、500勝目に選手として携われて本当に幸せ」と水沼。父と同様に歴史的な一勝をクラブにもたらし、19年以来の王座奪回へ「これからも積み上げていけるように」と先を見据えた。

 ▼木村和司氏(元横浜監督) 500勝は1人でできる記録ではないが、そのうちの何勝か、選手と監督で貢献できたことはうれしい。開幕戦のことはよく覚えているが、Jリーグを成功させたい、見ている人に喜んでもらいたいという一念でただただ一生懸命やっていた。でも、世界と比べればまだまだ。1000勝、2000勝と積み重ねてほしい。

 ▽Jリーグ開幕戦VTR 1993年(平5)5月15日、国立競技場で行われたV川崎―横浜M戦で開幕。前半19分にV川崎がオランダ人MFマイヤーのゴールで先制したが、後半3分にMF木村和司のCKからMFエバートン、同14分に元アルゼンチン代表FWディアスがゴールを決めて横浜Mが逆転。5万9626人の大観衆が見守った。

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