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リバプールのサラーが契約更新でクラブ史上最高給選手に。年俸換算で約30億円

[ 2022年7月2日 20:35 ]

リバプールFWサラー(AP)
Photo By AP

 サッカーのイングランド・プレミアリーグのリバプールは1日、エジプト代表FWモハメド・サラー(30)との契約延長を発表した。25年までの新たな3年契約と報じられ、英紙デーリー・テレグラフは2日、契約期間を契約内容に関して「週給35万ポンド(約5700万円=年俸換算で約30億円)で、総額5500万ポンド(約90億円)の大型契約となった。クラブ史上、サラーは最高の高給取りになった」と伝えた。

 リバプールとサラーの契約更新の交渉は、過去18カ月にわたって続くなど難航。リバプールは、来年6月に契約の切れるエースを今夏の移籍期間で売却するとの報道もなされたが、サラー側が求める週給40万ポンド(約6600万円=同約34億円)に近い内容で合意に達した。

 サラーは更新前の報酬が週給24万ポンド(約4000万円=同約21億円)弱とされ、マンチェスター・シティーのベルギー代表MFケビン・デブルイネ(31)が週給40万ポンドの報酬を手にしていることを引き合いに出し、自分も同程度の金額にふさわしいと主張していたという。

 契約更新後、サラーは休暇先のギリシャ・ミコノス島でリバプール公式サイトの取材に応じ「最高の気分。これからもこのクラブでトロフィーを獲得できることに興奮している。私はリバプールでサッカーを楽しんできた。これからも楽しみ、たくさんのトロフィーを獲得していきたい。私はここに優勝するために来たと加入時に話したと思うが、リバプールとともに主要タイトルのトロフィーを獲得してきた。もう一度、頂点に立ちたい」と意気込みを語った。

 また、FA杯とイングランド・リーグ杯の2冠で終わった昨季については「4冠の可能性もあったが、残念ながらシーズン終盤に2つのタイトルを逃した」と悔しがった。一方で「新加入選手もいる。このチームには全てのタイトルを勝ち取るのに必要なものがそろっている」と来季に向けて力強く語った。

 ユルゲン・クロップ監督(54)も「素晴らしいニュース。この一報は考えるだけで私を笑顔にさせる。我々にとって最良の決断だし、彼にとってもベストの決断だ。リバプールこそ彼のクラブ」と契約更新を喜んだ。さらに「合意まで少し時間がかかったが、全く問題ではない。モー(サラーの愛称)は世界最高峰の選手。この5年は伝説的な活躍だった。これから、彼の全盛期が来るのは間違いない。我々と一緒にいれば、今後さらに多くのことを成し遂げられる」と期待した。

 サラーは17年6月にイタリア・セリエAのローマから移籍金4200万ユーロ(約60億円)でリバプールに加入。これまで19年の欧州チャンピオンズリーグ、20年のプレミリーグの優勝に大きく貢献した。

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2022年7月2日のニュース