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日本代表・鎌田「自分ではできると」 未知の布陣4―3―3に自信

[ 2022年5月31日 04:30 ]

シュートを放つ鎌田(撮影・小海途 良幹)
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 6月にブラジルなどと親善試合4試合を行う日本代表が30日に合宿を開始し、W杯カタール大会(11月21日開幕)に向けたサバイバルが本格化する。欧州リーグ優勝を引っさげて半年ぶりに代表へ合流したFW鎌田大地(25=Eフランクフルト)は生き残りに自信を示した。

 W杯本番へ向けたサバイバル生き残りへ、飛躍した鎌田が帰ってきた。合宿初日は板倉らと談笑しながらランニングするなどリラックスした表情。昨年11月以来、約6カ月ぶりの代表復帰でアピールに向けて心身ともに準備は万全だ。

 森保ジャパン現行の4―3―3ではインサイドハーフ起用が有力視される。4―2―3―1中心だった過去の出場全16試合のうち、先発10試合は1トップかトップ下。現システムは未知だが「昔からインサイドハーフをやりたいと言っていた。フランクフルトでも5―3―2のインサイドハーフで出たこともあり、自分ではできると思っている」と適応に自信をのぞかせた。

 インサイドハーフとなれば守備の比重は高まる。それでもEフランクフルトのグラスナー監督に高く評価されたことを明かし「欧州リーグのバルセロナ戦などでも“自分たちの守備で一番大事な選手だった”と言ってくれた」とアピールした。

 選手としての評価が急浮上し、プレミアリーグ・トットナムなど強豪への移籍の可能性が報じられるが「僕が入ってからの5年間のフランクフルトは、ドイツの中でも素晴らしい成績を残している。それに(来季は)欧州チャンピオンズリーグ(出場)も加わる」と説明。代表活動に集中する構えを示した。

 欧州リーグでは全13試合出場でチーム最多の5得点。日本人としては01~02年に前身のUEFA杯を制した小野伸二(現札幌)以来、20季ぶりの優勝という快挙を達成した。文句なしの実績を積んだ技巧派は、今度こそ代表の先発に定着する。

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2022年5月31日のニュース