横浜・藤田譲瑠チマ　U―21日本代表辞退は「残念」　状態、チーム事情考慮「仕方なかったと思います」

横浜のMF藤田譲瑠チマ
Photo By スポニチ

　横浜のU―21日本代表MF藤田譲瑠チマ（20）が10日、練習後にオンラインで取材対応。現在、千葉市内で行われているU―21日本代表候補合宿（9～11日）を辞退してことについて「参加できないのは残念ですけど、マリノスでこれからも試合も続くし、自分のコンディションやチームの状況を考えてたら仕方ない判断だったと思います」と話した。

　チームは今月2日に、中2日の6連戦をこなしたACL1次リーグの集中開催地ベトナムから帰国したばかり。さらに帰国後は3日間のバブル方式での隔離を経て、7日には名古屋戦を戦った。その名古屋戦では岩田やエウベルなどが負傷交代。そういったチーム事情もあり、マスカット監督も「チーム全体としてとにかくリスクを負わずに、ケアしたいというところがあった。ジョエルが今回選ばれて、（U―21で）水曜に試合となってくると、（ケガの）リスクがとても高いでのはないかと思った」と、辞退に至った経緯を説明した。

　藤田は今季徳島から加入し、高い技術を生かして徐々にチームにフィット。2―1で逆転勝利した名古屋戦では、後半41分のFWアンデルソン・ロペスの決勝点の起点となるなど活躍した。24年のパリ五輪でも主軸として活躍が期待されるMFは、3連勝が懸かる湘南戦へ「マリノスのサッカーをして勝ちきることが大事。アウェーはまだ鹿島にしか勝てていない。アウェーでも勝ちきらないと、優勝は見ててこないと思います。勝負にこだわってやっていきたいです」と強い意気込みを見せた。