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セレッソ大阪・小菊監督 6日磐田戦で「GK山田寛人」の可能性があったことを明かす

[ 2022年5月10日 15:43 ]

 C大阪の小菊昭雄監督が10日、全体練習終了後に取材に応じ、6日磐田戦でのGKキム・ジンヒョンの「脳振とうによる交代」が認められなかった場合、FW山田寛人を代わりのGKに起用する可能性があったことを明かした。

 「キム・ジンヒョンが大事に至らなくて本当に良かった」と安堵(あんど)しながら「(山田)寛人に“(GKを)やれるか?”という話しはしていた。本人は“やったことないし、不安です”と言っていたけど、誰かがやらないといけない」と舞台裏を吐露。DFのマテイヨニッチや西尾も候補に挙がったそうだが「センターバックを一人外して、というのは危険」とし「(センターバックを)いじらずに、前で、高さがあって…というなら、彼(山田)かな、と」と振り返った。

 レフェリーの適切な判断もあり、GK清水圭介に交代が認められて事なきを得たものの、土壇場での選手起用の難しさに「あまりない、つらい状況だった」と神妙に語った。

 キム・ジンヒョンは6日磐田戦の後半43分、相手の元日本代表FW・大津祐樹との交錯により左の肩口からピッチに激突。その後、ゴールキックを蹴った際に不調を訴えたが、C大阪はすでに5人の交代カードを切り終わった状態。チームドクターの治療も受け、脳震とうの疑いがあることから、昨季導入された「脳振とうによる交代」が認められた。結果、J1連続試合フルタイム出場は歴代3位の181試合で止まっていた。

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2022年5月10日のニュース