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横浜FC 小川航基の2得点で仙台に逆転勝利 10戦10発で得点ランク首位「みんなのおかげ」

[ 2022年4月17日 18:05 ]

J2横浜FCのFW小川航基
Photo By スポニチ

 明治安田生命J2リーグは各地で第10節の7試合が行われ、今季無敗で首位の横浜FCはホームで仙台に2―1で逆転勝ちした。得点ランク首位のFW小川航基(24)が2得点。ホームで6戦全勝とし、昨季までJ1にいたチーム同士の試合を制した。

 小川の勢いが止まらない。0―1の後半7分、DF中村拓海(21)のロングパスに抜けだすと、左足のダイレクトシュートで右隅に5試合連続ゴールとなる同点弾を蹴り込んだ。「僕の特長というか、裏への動きからDFを外してシュートまでという形がうまく出た」。その4分後、今度はMF高木友也(23)の浮き球のクロスを頭で合わせた。相手GKは一歩も動けず。圧巻の決定力で逆転に導いた。

 チームは前半こそ劣勢だったが、鼻を負傷したDFガブリエウ(27)も含めてハーフタイムに3人を入れ替えた後半は一変。攻撃的な姿勢を取り戻した。小川は「“俺たちなら必ず取り返せる”とハーフタイムで話していた。焦らなかったのが一番良かった」と振り返る。自身はシャドーから1トップに移り、代わりにシャドーに入ったFW伊藤翔(33)や、右ウイングバックに投入されたFW山下諒也(24)と連係で攻撃を活性化させた。

 昨年末に結婚を発表した妻や家族も駆けつける中、プロ初のシーズン2桁得点に早くも10節で到達した。ただ、残り32試合もある長いシーズンを見据える24歳は「チームがうまくいかなくなったときに人の真価が問われる」と冷静だった。四方田修平監督(49)は小川について「調子がいいというのは間違いない。体のコンディションや、点を取るという意味でのフィーリングやひらめきも含めて非常にコンディションがいい状態。今の横浜FCのチームのスタイルが非常に彼には合っている」と評価した。

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2022年4月17日のニュース