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ボーフム浅野 独代表監督前で“見せつけ”2発 日本にはジャガーがいる!

[ 2022年4月4日 05:30 ]

ドイツ1部   ボーフム2―1ホッフェンハイム ( 2022年4月2日 )

<ホッフェンハイム・ボーフム>後半、2点目のゴールを決め“ジャガーポーズ”で喜ぶボーフム・浅野(AP)
Photo By AP

 ボーフムの日本代表FW浅野拓磨(27)が2日、先発した敵地でのホッフェンハイム戦で2得点の活躍を見せた。11月23日のW杯カタール大会1次リーグ初戦で対戦するドイツ代表のハンジ・フリック監督(57)が視察に訪れた中、前半28分に右足で強烈なミドルを叩き込むと、1―1の後半14分に速攻から右足で決勝点。W杯抽選会翌日の一戦で、強烈なインパクトを残した。

 浅野が“御前試合”でその名をとどろかせた。左ウイングで先発し、前半28分にカットインから強烈な右足で今季2点目となる先制点。1―1の後半14分には速攻から相手GKとの1対1を制し右足で決勝点を決めた。その直後に満面の笑みで得意の「ジャガーポーズ」。チームを3戦ぶり勝利に導いて「とても幸せ」と喜んだ。

 前日に行われたW杯抽選会で、森保ジャパンは1次リーグでドイツ、スペイン、6月のコスタリカとニュージーランドによる大陸間プレーオフ勝者との対戦が決定。翌日のこの一戦では、スタンドにくしくもドイツ代表のフリック監督の姿があった。「ユーロスポーツ」は、かつてBミュンヘンを率いた名将のお目当てが敵軍の「DFラウムだった」としつつも「この日、傑出していた日本代表のアサノも目の当たりにすることになった。視察は間違いなく価値があった」と指摘した。

 浅野は抽選結果を受け「ハードな組」と苦笑しつつ「ドイツでプレーしているし、自分にとってはハッピー」と、自身がプレーする強豪国との対戦を歓迎。ただ4年前のロシア大会では予選突破に貢献しながら、メンバー落ちを味わっただけに「まだW杯でプレーできるか分からない。まずはボーフムに集中したい」と気を引き締めた。

 1試合2発はセルビア1部パルチザン時代の21年3月以来で、ドイツではシュツットガルト時代の2部の17年4月のカールスルーエ戦以来約5年ぶり。対戦国決定後の初戦で、“ジャガー”がまずは強烈な存在感を示した。

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