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川崎F・佐々木旭 夢のW杯へ「サッカー選手である以上は立ちたい」 谷口から助言「はっとさせられた」

[ 2022年4月4日 15:40 ]

川崎F・佐々木
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 川崎FのDF佐々木旭(22)が4日、オンライン取材に応じ、日本代表DF谷口彰悟(30)から“金言”を受けたことを明かした。

 W杯出場を決めた先月の活動後、チームに合流した谷口と日本代表についての話をしたという。「ビルドアップとかが自分の課題かなと思っていたんですけど、彰悟さんと話をして、“まずはそこじゃない”というふうに言われて、はっとさせられた」。なぜ代表では自身と同じ左サイドバックで長友佑都(35=FC東京)と中山雄太(25=ズウォレ)が起用されるのか。谷口の答えは「守備の部分で、あの選手たちは水をこぼさない」というものだった。

 「確かにそうだな、というふうに思って。大舞台の試合でも守備の部分で隙を作るシーンはなかなかないので、そういう選手たちが日本代表として戦っているんだなと思った。自分もまずは守備のところから隙を見せずに、試合中も試合外も意識してやっていきたいと思った」。そしてW杯への思いも吐露。「まずはフロンターレでしっかり結果を残すことはもちろんですけど、サッカー選手である以上はその舞台に立ちたい」とし、「そこを意識して、逆算して今自分が何をするべきかをしっかり明確にして、日々のトレーニングから意識高く取り組んでいきたい」と力を込めた。

 チームは1―4で大敗した前節のC大阪戦から中3日で6日の磐田戦に臨む。積極的な姿勢を取り戻すことを誓い、「鬼(木)さんは毎試合、始まる前のミーティングなどで“ミスを恐れるな”と言っている。この前の試合の前半はなかなかそれを出せなかったので、ああいう結果になってしまった。次の試合からはどんどんチャレンジしていきたい」と宣言。磐田の元日本代表MF遠藤保仁(42)についても言及し、「ずっと見てきた選手なので(対戦が)凄い嬉しい気持ちはありますけど、球際とかでガツンって行きたいです」と気合を入れた。

 今月はリーグ戦3連戦の後にACL1次リーグ6試合(マレーシア)があり、1カ月で9試合をこなす過密日程となる。同じ左サイドバックのDF登里享平(31)の負傷が発表されたが、「ノボリさんがいるいないにかかわらず、試合に出ている以上、勝利に貢献しないといけない。自分が出る以上、責任を持って試合には出ています」と22歳。鬼木監督から指摘されている縦パスの意識も染みつきはじめているといい、「それがこの前の試合でもいい形で得点につながったので、そういう形を増やしていければいい」と誓った。
 

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2022年4月4日のニュース