ベッカム氏がフォロワー7160万人のインスタ・アカウントをウクライナの女性医師に譲渡　支援呼びかけ

サッカー元イングランド代表デビッド・ベッカム氏は、自身のインスタグラムアカウントをウクライナの産科医に貸すと述べ、同国の現状を知ってほしいと訴えた（ツイッターより）

　サッカーの元イングランド代表MFデービッド・ベッカム氏（46）が、ロシアの侵攻を受けているウクライナを支援するため、自身が持つインスタグラムのアカウントを現地の女性医師に譲渡したと英スカイニューズなどが21日までに報じた。

　医師はウクライナ北東部ハリコフの周産期センターで働くイリーナさんで、7150万人のフォロワーを持つベッカム氏のインスタグラムを利用して戦地で妊婦や新生児が多くの問題を抱えている現状を伝えてもらうという。イリーナさんはロシアの侵攻初日に妊婦や新生児が地下室に避難したことやスタッフが24時間無休で働いている過酷な実態をインスタグラムで報告。ベッカム氏は「あなたの寄付で彼らは酸素吸入器を受け取ることができます。新生児が恐ろしい状況で生き残る手助けになります」と支援を呼びかけた。

　ベッカム氏はユニセフ（国連児童基金）親善大使を務め、寄付金を募ってウクライナの新生児と妊婦をサポートしていくという。