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パリSGサポ CL敗退で首脳陣批判?メッシらへのブーイングに続き、今度は本拠スタジアムに落書きか

[ 2022年3月14日 20:22 ]

パリSGのFWメッシ(右手前)はボルドー戦でサポーターから激しいブーイングを浴びた(ロイター)

 フランス紙レキップ(電子版)は14日、フランス1部首位を独走するパリSGのクラブハウスやホームスタジアムの外壁が何者かの手によって落書きされたと報道。「選手やクラブの経営陣に対する侮辱的な言葉が約40メートルにわたってスプレーで書かれており、現在も清掃活動が行われている最中だ」と伝えた。

 パリSGはリーグ戦では2位マルセイユに勝ち点差15をつけ首位を独走。前日のボルドー戦も3―0と勝利したが、先週の欧州CL決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリードに敗れ敗退したことに怒りが収まらないサポーターから選手やクラブ首脳陣に対し大ブーイングが飛び交う異常な状況に。特に中心選手のアルゼンチン代表FWメッシに対してはボールを持つ度にブーイングや口笛が吹かれ、ブラジル代表FWネイマールに至っては後半7分に勝利を呼び寄せる2点目を決めたにも関わらずブーイングを浴びた。

 試合後の会見ではポチェッティーノ監督も「パリSGを愛する人は、誰もがレアルとの試合後は落胆している。サポーターの落胆も憤りも理解はできる。それでも今日、私が経験したことに悲しみを感じている。私たちはチームとしてともに生きているのだから。彼らはワールドクラスの選手たちであり、もっと尊敬されなければならない」とコメント。サポーターへ呼びかけていたが、一夜明け状況はさらに悪化してしまった。

 レキップ紙は落書きされたメッセージの詳細に触れなかったが、スペイン紙アス(電子版)によると、そのほどんどがレオナルドSDとアルケライフィ会長に対するもので「パリはカタールにならない」「パリは我々のもの」などとクラブ経営を批判していたという。なかにはフランス語で“最大級の侮辱”を表したものもあったようだ。

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2022年3月14日のニュース