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キングカズ、唯一の験担ぎ“9番だけは身に着けない” 今でも忘れない28年前の苦い記憶

[ 2022年3月14日 05:30 ]

1994年9月、ジェノアの三浦知良(右)が、ミランのバレージ(6)と激突し鼻骨を骨折する

 【記者フリートーク】カズが続ける験担ぎが一つだけあった。絶対に「9番」だけは身に着けないこと。鈴鹿加入後の練習用ビブスでも空いていれば11番、なければまれに他番号でプレーすることもあるが、9番だけは拒否する。「セリエAのデビュー戦が9番だったんだよ。もうケガはしないようにね」。

 ジェノア時代の94年9月、デビュー戦となったACミラン戦でDFバレージと激突し鼻骨骨折、眼窩(がんか)系神経損傷の大ケガを負った。カズといえばケガに強く、体にメスを入れたのはこの時だけ。無事これ名馬。あれから28年がたち、JFLで迎えたデビュー戦。セリエAでの苦い経験が、55歳のキングにも通じている。(カズ担当・牧野 真治)

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2022年3月14日のニュース