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カズ 新天地で先発出場「選手冥利に尽きる。忘れかけてるものがよみがえる」

[ 2022年3月14日 05:30 ]

JFL第1節第1日   鈴鹿ポイントゲッターズ2-0ラインメール青森 ( 2022年3月13日    四日市 )

<鈴鹿・青森>大勢のサポーターの前でプレーする鈴鹿・三浦知良(撮影・後藤 大輝)
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 キングカズがJFL に降臨した。JFL鈴鹿ポイントゲッタ ーズのFW三浦知良(55)が13日、ラインメール青森との開幕戦に先発し、2―0の快勝に貢献した。55歳15日での出場はFC刈谷時代のアマラオの持つJFL最年長出場記録(43歳9日)を大幅に更新。観衆もクラブ史上最多4820人を動員した。JFL最年長ゴール&カズダンスは次戦にお預けも、55歳シーズンを白星発進した。

 【カズに聞く】――試合を振り返って。
 「ピッチコンディションもJ1、J2とは相当違う。ボールが跳ねる難しさもある。賢く、きれいなサッカーより、勝つためのサッカーを、と思いながらプレーしました」

 ――自身のプレーについては。
 「相手が持ったとき、少しでもプレスバックするとか、全体のバランスを取りながらやったことがゼロで抑えるという意思統一につながった。今日の試合では、らしさが出なくても仕方ないかなと思ってました」

 ――橋本選手の負傷交代後、主将マークを巻いた。
 「J1、J2でも何回か着けてますが、やはり重みがありますね。チームの中で全員を奮い立たせる、そういう役目を自然と意識する。たくさん責任を感じながらプレーしました」

 ――試合に出る喜びは感じたか?
 「特に先発で出るときはそれまでの時間、空間というのは選手冥利(みょうり)に尽きる。試合に出るほど体もそれに反応してくれる。忘れかけてるものがよみがえる。ゾーンに入って行く状態というのは気持ちいいですね」  

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2022年3月14日のニュース