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パワハラ認定の鳥栖・金前監督 ライセンス降級、JFA理事会で初の処分

[ 2022年3月11日 05:30 ]

鳥栖・金明輝前監督

 日本サッカー協会は10日、理事会を開き、鳥栖の金明輝前監督(40)がA級(ジェネラル)へ降級処分となり、JFAの指定する研修、社会奉仕活動への従事を科すことも決めた。Jクラブを指導できるS級ライセンスからA級への「降級処分」は初めてという。

 金前監督はJリーグから選手、スタッフらへの継続的なパワハラ行為が認定され、JFAでもヒアリングを実施。日本協会の反町技術委員長によれば有形力の行使回数が多く、また対象が未成年にも及んでいたため、重い処分となった。Jクラブの監督復帰には再びS級ライセンス取得が必要となる。

 同じくパワハラのあったJ2東京Vの永井秀樹前監督(51)には1年間のS級ライセンス停止処分、研修、社会奉仕活動への従事などが科された。反町技術委員長は「こうした事例が今後、一切起きないように指導者養成を含めて注意喚起し、S級であればカリキュラムの再検討も辞さないと考えています」と話した。

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2022年3月11日のニュース