×

34歳・ベンゼマ CL最年長ハット!レアルが大逆転8強「最後まで全てを出し切った」

[ 2022年3月11日 05:30 ]

欧州チャンピオンズリーグ 決勝トーナメント1回戦第2戦   Rマドリード3-1パリSG ( 2022年3月9日 )

ハットトリックを達成したベンゼマ(AP)
Photo By AP

 レアル・マドリードは9日、ホームでパリ・サンジェルマンを3―1で下し、2戦合計3―2で2季続けて準々決勝に進んだ。フランス代表FWカリム・ベンゼマ(34)が大会最年長でハットトリックを達成して逆転勝ち。マンチェスター・シティーはホームでスポルティング(ポルトガル)と0―0で引き分け、2戦合計5―0で5季連続8強を決めた。

 王者の底力を発揮した。強力3トップを擁するパリSGに先制を許し、2戦合計0―2の崖っ縁で迎えた後半残り30分。欧州チャンピオンズ杯も含めて最多優勝13回を誇るRマドリードが、3得点の大逆転劇を演じた。

 主役は「最後まで全てを出し切った」と振り返ったベンゼマだ。後半16分に鋭い出足で相手GKドンナルンマに迫り、パスミスを誘って1点目につなげた。同31分にはMFモドリッチから絶妙なパスを受けて追加点。直後のキックオフから始まった攻撃でも相手DFマルキーニョスが出した苦し紛れのパスに反応して3点目。チーム全体で相手にプレスをかけ、頼れるエースが“果実”を収穫するようにゴールを決めた。

 「逆転は精神面の強さがあったから。この伝説的なクラブの一員であることを誇りに思っている」と語るベンゼマ自身が歴史にその名を刻み込んでいる。

 34歳80日でのハットトリックは現行の欧州CLで最年長記録。レアルでの公式戦309得点は56~60年の欧州チャンピオンズ杯5連覇を支えたアルフレッド・デスティファノの308得点をかわして歴代3位に浮上した。

 開幕前にメッシの加入で注目された難敵を粉砕。「我々は前進を続ける」と訴える先に4季ぶりの頂点がある。

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月11日のニュース