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鹿島MF中村亮太朗 甲府から“個人昇格”第二のIJに

[ 2022年2月16日 05:30 ]

 【18日開幕 J1注目の新戦力 鹿島MF中村亮太朗】J2から“個人昇格”したことからも期待度の高さがうかがえる。ルーキーイヤーからボランチの主力として活躍し、昨季は甲府で33試合に出場。4得点1アシストを挙げ、ビッグクラブから白羽の矢が立った。

 甲府では伊藤彰監督(現磐田監督)が採用した「可変システム」の中でボランチから2列目までこなしたサッカーIQの高さも魅力だ。MFピトゥカ(29)、元日本代表のMF三竿健斗(25)からポジションを奪うのは簡単ではないが、精度の高いパスやミドルシュートなどを武器に「パスの質にはこだわっている。自分の色を出したい」と食らいつく。

 第二の“IJ”になる可能性も秘める。甲府出身の大卒選手は伊東純也(28=ゲンク)を筆頭に佐々木翔(32=広島)ら多くの選手が日の丸を背負った。元鹿島で日本代表MF柴崎岳(29=レガネス)を目標に掲げる“NR”は「近づいて、追い越す存在になりたい」と代表への思いも胸に荒波へこぎ出していく。

 ◇中村 亮太朗(なかむら・りょうたろう)1997年(平9)9月27日生まれ、新潟市出身の24歳。新潟明訓高3年時に全国高校選手権に出場。高校時代はFWからトップ下など攻撃的なポジションを経験。中大から甲府に入団し、J2では通算59試合7ゴール。鹿島では名前が同じMF荒木遼太郎が「タロウ」、中村が「リョウタロウ」と呼び方が分けられている。1メートル79、70キロ。利き足は右。

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2022年2月16日のニュース