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神戸DF槙野智章 早くも浸透お祭り男の“イズム”

[ 2022年2月16日 05:30 ]

神戸DF槙野智章
Photo By スポニチ

 新天地でも「らしさ」を貫く。浦和から完全移籍したDF槙野智章(34)は早速、本拠試合に「MAKINOシート」を設置すると発表。自費で30席のシーズンシートを購入し、ファンを招待する。

 そこには「サッカー文化を起こしたい。毎試合、満員の観客の中でプレーしたい」という思いが込められている。この活動に刺激を受け、DF菊池も同様の特設シートを今季から設置するなど、チームメートにも「イズム」が浸透し始めている。

 10年在籍した浦和では闘志あふれるプレーに加え、明るいキャラクターとしてピッチ外でも人気を集めた。ただ、「いろいろな仕掛けはやりたいが、まずは自分がピッチに立って輝いている姿を見せないと」と本業での活躍を誓う。

 昨年12月の天皇杯決勝では試合終了間際に劇的ゴールを決め、チームを頂点に導いた。局面での勝負強さは健在。チームが勝ってこそ、お祭り男の本領が発揮される。

 ◇槙野 智章(まきの・ともあき)1987年(昭62)5月11日生まれ、広島市出身の34歳。広島の下部組織から06年にトップチーム昇格。10年オフにケルン(ドイツ)移籍。12年1月に加入した浦和で守備の中心を担い、16年ルヴァン杯、17年ACL、18年天皇杯優勝。日本代表として18年W杯ロシア大会に出場するなど国際Aマッチ38戦4得点。1メートル82、77キロ。利き足は右。

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2022年2月16日のニュース