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浦和MF岩尾憲 指揮官の意図体現する副官

[ 2022年2月15日 05:30 ]

18日開幕 J1注目の新戦力

浦和MF岩尾憲
Photo By スポニチ

 ピッチでのたたずまいは、まさに“副官”だ。J2徳島から期限付き移籍で加入したMF岩尾憲(33)は、同クラブでロドリゲス監督と17年から20年まで過ごした。「私が選手に求めることの全てを持っている」と全幅の信頼を受け、12日の富士フイルム・スーパー杯ではフル出場。ピッチ脇から指示を飛ばす指揮官の意図をプレーで体現し今季の初タイトル獲得に貢献した。

 大学時代からボランチで多くプレーするようになった岩尾のヒーローは元日本代表MF遠藤保仁。そんな希代のパサーをお手本に駆け上がってきた。「90分を通して、チームメートができるだけいい環境でプレーできるように整えることが仕事だと思っている」。スペースを埋め、味方の助けとなる位置を取り、長短のパスを使い分け、攻守のリズムを生む。新加入して約1カ月半、存在感は日に日に大きくなっている。

 「チームが目標としている成果を出すことが自分にとっての個人の目標になる」。3カ年計画の最終年に掲げるJ1制覇へ固い絆で結ばれた師弟コンビで突き進んでいく。

 ◇岩尾 憲(いわお・けん)1988年(昭63)4月18日生まれ、群馬県出身の33歳。西邑楽高―日体大を経て、11年に当時J2だった湘南に入団し、15年にJ2水戸に期限付き移籍。16年からはJ2徳島でプレーし、17年から20年まで指揮したリカルド・ロドリゲス監督の薫陶を受けた。1メートル75、65キロ。利き足は右。

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2022年2月15日のニュース