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片野坂さんを優勝監督に! 退任する指揮官に大分イレブンが花道用意 GK高木「優勝で恩返ししたい」

[ 2021年12月19日 05:30 ]

<大分 天皇杯決勝前日練習>真剣な表情で練習を見つめる片野坂監督(撮影・西海健太郎)
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 天皇杯決勝は19日、国立競技場で初優勝を目指す大分と3年ぶり8度目の優勝を狙う浦和との顔合わせで行われる。18日には国立で公式練習が行われ、大分のGK高木駿(32)は今大会を最後に退任する片野坂知宏監督(50)を優勝監督として送り出すと勝利を誓った。

 この頂上決戦が、勝っても負けても大分の指揮官として最後の試合。今季限りでの退任が決まっている片野坂監督は「新しい、最高のスタジアム、最高のピッチで最高のシチュエーション。私にとっても最後のゲームがこういうスタジアムでできるのは凄く幸せ」と話し、「明日、素晴らしいゲームができるんじゃないかな」と語った。

 心強いデータが後押しする。大分はこれまで国立での試合は5戦無敗。すでにチケットは完売し、大分からもたくさんの観客が駆けつけるという。「サポ―ターも力を貸してくれると思いますし、その期待に応えられるように、明日思い切ってプレーしたい」と力強く勝利を宣言した。

 王者・川崎Fを下した準決勝で好セーブを連発した主将のGK高木は国立のピッチに初めて立ち、「雰囲気が凄く良くて、テンションが上がった。凄い力が出せると思う。ワクワクしている」と活躍を予言した。指揮官には「素晴らしい人。ここまで率いてくれて感謝」と言葉を送り、「最後の試合なのでみんなで優勝をつかみ取って片さんに恩返ししたい」と誓った。

 J2降格が決まった苦しいシーズン。その悔しさをぶつけ、九州のJクラブ初の優勝を果たす。

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