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劇的天皇杯Vの浦和 GK西川は決勝弾の槙野称える「ACLという切符を与えてくれて本当に感謝してます」

[ 2021年12月19日 17:15 ]

第101回天皇杯決勝   浦和2-1大分 ( 2021年12月19日    国立競技場 )

<天皇杯決勝 浦和・大分>後半、パンチングする浦和・西川(撮影・西海 健太郎)
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 第101回天皇杯は19日、東京・国立競技場で決勝が行われ、今季J1リーグ6位の浦和は今季限りで退団するDF槙野智章(34)の決勝弾で大分を2―1で下し、3大会ぶり、歴代最多タイ8度目(前身含む)の優勝を飾った。

 浦和は前半6分にペナルティーエリア右付近に流れたMF小泉がボールをキープし粘りを見せると、こぼれ球を拾ったMF関根が相手DFを交わしてDF、GKを引き付けながら中央へパス。最後は日本代表MF江坂が右足を振り抜くと、ボールは相手DFの股下をすり抜け、ゴール中央へと吸い込まれた。

 後半45分には大分MFペレイラにヘディングシュートを決められ同点とされた。だが試合終了間際のアディショナルタイム、途中出場のDF槙野が、右CKのクリアボールをMF柴戸がシュートしたところを頭でコースを変えて押し込み試合を決めた。

 劇的な優勝を飾った浦和GK西川はどのような気持ちで戦ったのかと聞かれると、「まず、このメンバーとスタッフでプレーできるのはきょうが最後だったので、何としても勝って、(引退する)阿部選手、(退団する)槙野選手、宇賀神選手、トミーだったり、本当にお世話になった選手、スタッフと一緒に優勝したかったので、強い気持ちで試合しないといけないなと試合に入りました」と振り返った。

 最高の結果となったと振られると、「そうですね。失点してしまったんですけど、槙(野)が後ろに来て『周ちゃん、どうする?終わらせる?』って言う話があって、『あと5分あるから、槙が点決めてもいいよ』って。有言実行してくれた彼は本当に素晴らしいなと思いますし、僕たちにACLという切符を与えてくれて本当に感謝してます」と強調した。

 今後について聞かれると、「来季はACLという舞台に戻れます。まだまだやらなければいけないことはたくさんありますけど、僕自身しっかりと責任をもって浦和のゴールを守り続けたいと思います」と決意を語った。

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