×

天皇杯劇的Vの浦和 先制弾のMF江坂「阿部さんの引退もありますし。カップ掲げてほしいと思ってました」

[ 2021年12月19日 16:58 ]

第101回天皇杯決勝   浦和2-1大分 ( 2021年12月19日    国立競技場 )

<天皇杯決勝 浦和・大分>優勝を喜ぶ阿部(中)ら浦和イレブン(撮影・西海 健太郎)
Photo By スポニチ

 第101回天皇杯は19日、東京・国立競技場で決勝が行われ、今季J1リーグ6位の浦和は今季限りで退団するDF槙野智章(34)の決勝弾で大分を2―1で下し、3大会ぶり、歴代最多タイ8度目(前身含む)の優勝を飾った。

 浦和は前半6分にペナルティーエリア右付近に流れたMF小泉がボールをキープし粘りを見せると、こぼれ球を拾ったMF関根が相手DFを交わしてDF、GKを引き付けながら中央へパス。最後は日本代表MF江坂が右足を振り抜くと、ボールは相手DFの股下をすり抜け、ゴール中央へと吸い込まれた。

 後半45分には大分MFペレイラにヘディングシュートを決められ同点とされた。だが試合終了間際のアディショナルタイム、途中出場のDF槙野が、右CKのクリアボールをMF柴戸がシュートしたボールを頭でコースを変えて押し込み試合を決めた。

 貴重な先制ゴールを決めた江坂は優勝に「最高でーす!」と叫んでみせた。どんな思いでピッチに立ったのかと聞かれると、「阿部さんの引退もありますし、最後にカップ掲げてほしいと思ってましたし。難しいゲームでしたけど、槙野君とか、宇賀さんとかみたいな、浦和を築いてきた人が最後は決めるんだなと、最後槙野君が決めて、感じましたし、チームが一つになって戦った結果、ああいうゴールが生まれたかなと思います」と語った。

 チームは19年以来のACL出場権も得た。「リーグでは3位内に入ることができなくて、自分たちも悔しかったんで、何としてもACLの切符を獲るんだという気持ちで戦った結果、いい結果が出て良かったと思います」と声を弾ませた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年12月19日のニュース