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天皇杯決勝チケット完売 日本協会が改めて呼び掛け 体調不良の場合は「勇気を持ってご来場を見合わせて」

[ 2021年12月17日 19:48 ]

国立競技場
Photo By スポニチ

 日本サッカー協会は17日、19日に東京・国立競技場で行われる天皇杯決勝、浦和―大分(午後2時キックオフ)のチケットが完売したと発表した。「当日券販売は会場、オンラインともにございません」としている。

 この日、12日の同準決勝・川崎F―大分戦を観戦した20代男性が新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」に感染していたことが判明。田嶋幸三会長(64)は同日の会見で「近くで観戦された方々にはしっかりとPCR検査などを行うように東京都、神奈川県の保健所と協力しながらアナウンスしている」と言及し、「あさって(19日)の試合(決勝)におかれましても、多くの皆さんが安心して観戦できるよう、感染対策をしっかりやっていきたい」と話した。

 決勝は約6万8000人収容の国立競技場で行われ、協会は収容人数100%で開催すると発表している。この日、協会は「決勝にご来場される皆さまへ改めてのお願い」と題したリリースを発表。決勝について「開催自治体に提出した感染防止安全計画を順守するとともに、JFAサッカー活動の再開に向けたガイドラインに基づいて感染対策を徹底して運営します」とし、「ご来場いただく皆さまに、あらためてのお願いです。会場内や移動時には、マスクの着用や手指の消毒、大きな声を出さない、黙食などの感染対策や観戦ルールを徹底し、皆さまの安心、安全な試合観戦へのご協力をお願いいたします」と観戦ルール順守を訴えた。

 オミクロン株感染が判明した男性は今月10日にせきや発熱の症状が出ていた中、12日に天皇杯準決勝を観戦した。これを受けて協会は「以下事項に該当される場合は勇気を持ってご来場を見合わせていただくよう、あらためてお願いいたします」とし、「当日や数日内に体調がすぐれない場合(例:発熱、咳、喉の痛み、だるさ、味覚嗅覚の異常など、新型コロナウイルスへの感染が疑われる症状がある場合)」「同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合」「過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航または当該在住者との濃厚接触がある場合」は観戦を見合わせるように呼び掛けた。

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2021年12月17日のニュース