城彰二氏　日本に厳しい結果、悪い流れ…どこかで大胆な手を打つ必要がある

W杯アジア最終予選   日本1―0ベトナム （ 2021年11月11日    ハノイ ）

＜ベトナム・日本＞指示を出す森保監督（AP）
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　【城彰二　視点】ベトナム相手に1―0は厳しい結果で、得失点差を考えれば後から響いてくる。4、5点は取らなければいけない試合だった。ボールを奪いながらパスミスもあり、連係も良くなかった。相手が5バックで守備を固めてきたが、もっと工夫して崩さないといけない。選手交代も全体的に遅く、流れを変えることができなかった。大迫はケガから復帰したばかりでコンディションが悪く、南野も良くなかったので前半で代えてもよかった。

　この試合というより、一連の予選の流れが悪いのだから、どこかで大胆な手を打つ必要がある。98年フランス大会予選は加茂監督の解任で流れを変えた。この状態から抜け出すためには、選手を大幅に入れ替えたり、大胆な選手交代をするなど、何か手を打つ必要がある。一試合一試合の流れもあるが、大会全体を通じた流れもある。新しい選手が活躍すればチームのムードも変わり、選手の切磋琢磨（せっさたくま）で活力が出るはずだ。（元日本代表FW）