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中田浩二氏 伊東の持ち味「スピード」が出たゴール

[ 2021年11月12日 05:30 ]

W杯アジア最終予選   日本1―0ベトナム ( 2021年11月11日    ハノイ )

<ベトナム・日本>前半、ドリブルする伊東(C)JFA
Photo By 提供写真

 【中田浩二 視点】伊東はスピードが持ち味。決勝点となった場面は南野が持ちだしたタイミングでゴール前に入り、左足でうまく合わせて決めた。得点のポイントをうまくつかんで決めた伊東の良さが出たゴールだった。守備でもよくプレッシャーをかけていた。

 足が速いことは相手にとって脅威。DFは速い選手に対応するときは神経を使うし、しっかりと準備する必要がある。守備位置も深めになるし、ちょっとミスをすると狙われるので嫌なものだ。VARで取り消されたが、前半40分のシュートも見事。中に切れ込んでのシュートで、決まっていればチームにも勢いが付いただろう。

 チーム全体としては、守備はしっかりはね返していたし、コンパクトに戦えて安定していた。選手のコンディションを考慮すれば勝ち点3を取れたことはよかった。ただ、もう少し点差がついていたら三笘ら新しい選手を試すこともできたはずだった。(元日本代表DF)

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