×

大分 J1残留遠のく痛恨の逆転負け サポーター指原莉乃が来場も勝利見せられず

[ 2021年11月8日 05:30 ]

明治安田生命J1第35節   大分2-3G大阪 ( 2021年11月7日    昭和電ド )

試合後、うなだれながらサポーターにあいさつする大分の選手
Photo By スポニチ

 J1残留が遠のく痛恨の逆転負け。2度のリードを守れず敗れた大分の選手たちは天を仰いだ。

 呉屋は「勝ち点0で終わるような試合ではなかった」と唇をかんだ。試合を優位に進めていただけに悔いは大きい。立ち上がりから連動してボールを保持した。何度もゴールに迫る中、前半28分にオウンゴールを誘って先制。1分後に同点にされたが、同39分に呉屋のゴールで勝ち越した。ところが後半は攻撃力の高い相手に主導権を握られ、守備が崩れた。同8分に再度同点にされると、同39分にはハンドから与えたPKを決められて力尽きた。

 大分県出身のタレントでサポーターの指原莉乃(28)が来場し、1万人を超えるサポーターが勝利を願う中、気迫あふれるゲームを展開しながらも敗れた。土俵際に立った片野坂知宏監督は「とにかく切り替えていくしかない」と声を振り絞った。残り3戦。次戦20日のアウェー鹿島戦は負ければ降格決定の可能性もある背水の陣。もう勝つしかない。

 《片野坂監督退任へ 来季監督は下平隆宏氏が決定的》
 大分の片野坂知宏監督(50)が今季限りで退任することが7日、分かった。片野坂監督はG大阪の次期監督の最有力候補に挙がっている。また、大分の来季監督には前横浜FCの下平隆宏氏(49)の就任が決定的になっていることも判明した。片野坂監督同様にパスをつなぐサッカースタイルで、19年シーズンにはJ2最優秀監督賞を受賞して横浜FCを13年ぶりJ1昇格へと導いた。

続きを表示

2021年11月8日のニュース