川崎Fにまたアジアの壁…ACL8度目挑戦も前回覇者蔚山にPK戦で16強敗退 

[ 2021年9月15日 05:30 ]

ACL決勝トーナメント1回戦   川崎F0-0PK2-3蔚山 ( 2021年9月14日    蔚山文殊 )

PK戦の末、蔚山に敗れた川崎イレブン(ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ=共同

 16強による決勝トーナメント1回戦が14日に各地で行われ、Jリーグ王者の川崎Fは敵地で前回覇者の蔚山(韓国)と対戦。延長戦の末に0―0で決着がつかず、PK戦2―3で敗れ、4大会ぶり4度目の8強入りを逃した。名古屋はホームで、7月に加入したポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォク(28)のハットトリックなどで4―2と大邱(韓国)に逆転勝ち。4強入りした09年大会以来2度目のベスト8進出を果たした。

 最後の最後に力尽きた。120分間の激闘を終え突入したPK戦。荒れた芝がめくれ上がり多くの選手が足を滑らす中、先攻の川崎Fは5人目の家長が相手GKに止められると、逆に相手に決められて決着となった。試合内容では相手を上回っていただけに、鬼木監督は悔しさをにじませながら「PK戦の負けは残念だけど、選手は胸を張って帰ってほしい」とイレブンをねぎらった。

 一歩も引かなかった。蔚山は前回覇者で、柏などで活躍した元韓国代表DFの洪明甫(ホンミョンボ)監督が率いる今季もリーグ戦首位と好調。過去の対戦でも敵地では3戦全敗と圧倒されており、鬼木監督も「自分たちの強みを出さないと、勝てる相手だと思っていない」と警戒していた。序盤は主導権を握られたが、システム変更などで対応し、後半からは逆に圧倒。徐々に追い詰めたが、最後まで得点を奪えなかった。

 逆境との戦いでもあった。酷暑の中の連戦で谷口、旗手、車屋ら主力にケガ人が続出し離脱中。今月5日にはルヴァン杯で敗退し、この日もベンチに2人のGKを入れる緊急事態だった。さらに延長後半10分には、抜群の安定感を見せていたDF山村が負傷退場。今後に向けさらに厳しい状況へと追い込まれた。

 それでもJリーグ王者の意地は見せた。「選手は最後の最後まで走りきってくれた」と指揮官。8度目のACL出場で悲願のアジア制覇はまた来季以降へ持ち越しとなったが、この悔しさをバネに残されたリーグと天皇杯のタイトルを全力で獲りにいく。

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