マジョルカ・久保、韓国の至宝と競演or競争　同じ01年生まれ＆攻撃的レフティー、李康仁が新加入

久保建英
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　スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保が、11日（日本時間12日）の敵地ビルバオ戦で「韓国の至宝」と初競演する可能性が出てきた。フル出場で1―0の勝利に貢献したW杯アジア最終予選第2戦の中国戦から中3日での一戦となるがスペインの地元紙エスタディオ・デポルティボは8日、「アジアのつながりがある久保と李康仁（イガンイン）が、ビルバオ戦でデビューする可能性がある」と報じた。

　代表活動中の8月30日、クラブにMF李康仁が加入した。ともに01年生まれで左利き。久保はバルセロナ、李はバレンシアと母国を離れてスペインの下部組織で育った。共通点の多さで「日韓の至宝」と比較されることもある。久保がマジョルカでスペインデビューを果たした19年9月1日には、対戦相手のバレンシアで韓国人MFが出場していた縁もある。

　トップ下も右サイドも可能な久保に対し、李康仁は中央が主戦場。競争か、共存か。「マジョルカで基本はトップ下」と自負する久保がトップ下にこだわる場合は、脅威のライバルとなる。代表活動の疲労を考慮してビルバオ戦の出場を見送られる可能性もあるがいずれにせよ久保の“アジアの戦い”は代表活動が終わっても続くことになる。