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川崎F 2連覇へ8強入り、五輪世代・旗手が決勝点アシスト「誰かがやらないといけない」

[ 2021年8月19日 05:30 ]

天皇杯4回戦   川崎F2ー1清水 ( 2021年8月18日    アイスタ )

<川崎F・清水>前半、シュートを放つ川崎F・旗手(左)
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 4回戦の7試合が行われ、2連覇を狙う川崎Fは2―1で清水を下して準々決勝に進んだ。東京五輪日本代表DF旗手怜央(23)が後半29分に左足クロスで決勝点をアシスト。浦和、鹿島、名古屋、C大阪、大分、J2磐田も勝ち上がった。3回戦の残り1試合はG大阪が延長でJ2松本に2―0で勝利。9月22日に湘南との4回戦が行われ、8強が出そろう。

 旗手が進化した姿を見せつけた。1―1の後半29分、縦に鋭く突破。最後は絶妙な左足クロスでFWレアンドロ・ダミアンの頭に合わせた。この日は本職のMFではなく、左サイドバックでフル出場。「サイドバックをやって、縦に仕掛けてクロスを上げたのはおそらく初」。東京五輪でも起用された位置で、自身も驚くプレーでチームを8強へと導いた。

 東京五輪もポリバレント(多様性)な才能を発揮し、全6試合に出場。だが3位決定戦でメキシコに敗れ、悔しさを味わった。一緒に戦ったMF三笘、MF田中は海外移籍。「やっぱり誰かが奮闘してやらないといけない。それが一緒に五輪を経験した僕でもある」。2人の抜けた穴は、日本屈指のユーティリティーが埋める。

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2021年8月19日のニュース