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森保ジャパン 中国戦会場“因縁”ドーハ有力 9月7日W杯アジア最予選

[ 2021年8月18日 05:30 ]

17日、オンラインで取材に応じるサッカー日本代表の森保一監督
Photo By 共同

 日本代表が9月7日に予定しているW杯アジア最終予選のアウェー中国戦の舞台に、カタールの首都ドーハが浮上していることが17日、明らかとなった。中国メディア「新浪」によれば、中国は来年2月の北京冬季五輪まで、国内で一切の国際試合を中止する方針。日本戦もホーム&アウェーの日程入れ替えなどさまざまな可能性が出ていたが、この日までに第三国での開催が濃厚となり、会場はドーハが有力という。

 ドーハは93年にW杯初出場を逃した日本サッカー界にとって“因縁の地”。森保監督も当時、選手として「ドーハの悲劇」を経験している。ドーハ開催が決まれば、7大会連続での本大会出場を目指すアウェー1発目の重要な一戦は、指揮官にとっては過去の苦い経験を払しょくする戦いにもなりそうだ。

 中国は2次予選をグループ2位で突破。FIFAランクは71位と格下だが、ブラジル出身のFWエウケソン、FWアランら5人の国籍取得選手を擁するなど、決して侮れない相手だ。この日、ウェブ対応した森保監督は最終予選へ「想定外はこれまでも起きている。何が起こっても冷静に落ち着いて対応していきたい」と意気込みを語った。

 ≪大迫、酒井らの国内復帰を歓迎≫森保監督はW杯最終予選でも活躍が期待されるFW大迫(神戸)、DF酒井(浦和)らの国内復帰を歓迎した。この日は東京五輪後の休暇明けで初めて取材対応。ともにキャリアの絶頂とされる年齢での“帰還”とあって、欧州の強度など高いレベルをJリーグに還元することを期待されている。「世界で戦うために必要なものを頭の中で整理し、自然とプレーに表現していける。Jリーグの舞台で存分に発揮してもらいたい」と話した。

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