神戸　元バルサFWのボージャン獲得　尊敬するイニエスタと再びチームメイトに「うれしく思っています」

神戸が獲得を発表したボージャン・クルキッチ（右）（ロイター）

　神戸は9日、元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ（30）を完全移籍で獲得したと発表した。入国日は調整中で、来日後に所定の待機措置を経てチームに合流する予定となっている。

　バルセロナの育成組織で育ち、17歳でトップデビューを飾り「天才」と呼ばれたボージャン。だが、11年にイタリア1部ローマに移籍してからは目立った活躍ができず、20年末に米MLSに属するモントリオールを退団した後は無所属だった。

　神戸にとって、元スペイン代表MFイニエスタらに続く5人目の元バルサ。クラブを通じて「イニエスタ選手は私にとって特別な存在であり、尊敬する彼とまたともにプレーできることをうれしく思っています。彼のアシストからたくさんのゴールを決めたい」などとコメントした。

　◇ボージャン・クルキッチ　1990年8月28日生まれ、スペイン・カタルーニャ州出身の30歳。バルセロナの育成組織で通算900点以上を挙げる活躍を見せ、17歳でトップデビュー。18歳で代表デビューを飾った。その後はローマ、ACミラン、アヤックス、ストークなどでプレー。スペイン1部通算117試合26得点。1メートル70、65キロ。利き足は右。