久保、日本史上初3戦連発でフランスに爆勝8強 3連勝1位突破も初&メダル率100%

[ 2021年7月29日 05:30 ]

東京五輪第6日 男子サッカー・1次リーグA組   日本4―0フランス ( 2021年7月28日    日産スタジアム )

前半、先制ゴールを決める久保(撮影・小海途 良幹)
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 東京五輪サッカー男子代表が2大会ぶりの準々決勝進出を決めた。1次リーグ最終戦でフランスに4―0で完勝し、日本代表初の1次リーグ3連勝でA組首位通過。前半27分にMF久保建英(20)が先制点を決め、五輪では日本人初の3戦連発を達成し、同34分にはDF酒井宏樹(31)が追加点。後半にはMF三好康児(24)、FW前田大然(23)も決めた。金メダルへの第一関門を突破した日本は31日の準々決勝でB組2位のニュージーランドと対戦する。

 日本の至宝がノリに乗っている。またまた久保が決めた。前半27分、自身のパスを受けた上田のシュートをGKがはじいたボールに走り込み、左足を一閃(いっせん)した。待望の先制弾は五輪において、日本史上初の3戦連発。「毎試合チームの助けになりたいし、一番分かりやすいのがゴール。それは喜んでいいのかな」。周囲には「チームとしての形が凄くいい」と感謝した。

 繊細なボールタッチは、幼い頃からの努力によって培われた。近所にはフットサルコートより少し大きい土のグラウンドがあった。幼稚園児の頃から久保を知る百合丘子どもサッカークラブ代表の善本康二氏は「そこで朝5時くらいから雨の日も雪の日もストップウオッチを持ったお父さんと2人で、カラーコーンを立ててドリブルをやっていた」と懐かしむ。天才には、重ねてきた努力がある。先制の7分後には上田へ縦パスを送り、追加点の起点。3日後の準々決勝をにらみ、前半で“お役御免”となった。

 U―17W杯、U―20W杯と過去の国際大会では結果を残せなかったが、「国際的なスポーツの祭典で歴史に名を残せるチャンス」と捉える五輪でついに開花した。「スタッフにもチームにも環境にも恵まれて、ここを逃したら次はない」。

 焦燥感にも似た充実感がある。五輪の日本代表初の1次リーグ3戦全勝で8強入り。いよいよ金メダルまで3勝に迫った。「こんなことを言うのはおこがましいですけど、自分たちの勝利が国民の皆さんを少しでも明るくできるように頑張りたい」。謙虚に力強く、宣言した。

 ≪2戦連発は過去3人≫久保が南アフリカ戦、メキシコ戦に続いて3戦連続ゴール。64年杉山隆一と16年浅野拓磨が1次リーグ初戦から、12年大津祐樹が決勝トーナメントで2戦連発をマークしているが、3戦連発は久保が初めて。

 ≪過去9カ国全てメダル≫日本が今大会出場16チームで唯一、自身初めて1次リーグを3戦全勝で通過した。出場16カ国中8カ国が決勝トーナメント進出で固定された76年大会以降、1次リーグ3戦全勝は日本が10カ国目。過去の延べ9カ国は全てメダルを獲得している。日本の1試合4得点は、16年1次リーグのナイジェリア戦と並び最多タイ。

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