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吉田麻也「賛否あるのは理解してます。ただ、伝えたかっただけです」五輪有観客“再考”求めた発言真意告白

[ 2021年7月19日 16:30 ]

東京五輪にオーバーエイジ枠として出場するU―24日本代表主将のDF吉田麻也
Photo By スポニチ

 東京五輪に出場する男子サッカー・U―24日本代表のDF吉田麻也(32=サンプドリア)が19日、自身のインスタグラムのストーリーを更新。物議を醸している五輪有観客“再考”を求める発言の真意について明かした。

 吉田はスペイン戦後のインタビューで「絶対に怒られるな」と言いつつも、涙目で「誰のための五輪なのか、疑問が残る。もう一度、考えてほしい。検討してほしい」とコメント。新型コロナ禍で開催に尽力した人たちには「感謝している」としつつ、「国民の税金をたくさん使って、その国民が見にいけない。選手たちも毎日、命を懸けて戦っている。その家族だって一緒に戦ってくれている。その人たちも見られないのはクエスチョンです」と批判覚悟でほぼ無観客となる東京五輪へ一石を投じた。

 これに対しネット上では「言いにくいことをよくぞ言ってくれた」「勇気ある発言、素晴らしいです」など賛同の一方で、「何言ってんだとしか思えなかった」の声も。「プロ野球オールスターゲームとサッカー、この試合も観客入ってるのに。まったく意味が分からない」「吉田麻也を叩く意味がわからない」などの声もあり、なかにはサッカー選手の人格まで否定するようなひどい内容のコメントも寄せられた。

 さらに18日には同代表のMF堂安律(23=PSV)が自身のツイッターで「昨日マヤくんがオリンピック無観客について伝えてくれた事に被せてなんですが、これが選手達の意見です。僕達選手は観客のパワーを信じているし皆さんと共に喜びを分かち合いたい。ただもちろん僕達アスリートは今の難しい状況を理解しているつもりですし苦しい状況を改善させたい気持ちは同じです」と主将の発言に賛同する意志を見せた。

 これらの流れをきっかけに東京五輪開催について様々な議論がネットを中心に議論されるなか、吉田は更新したストーリー内で「これは僕の個人の考えであって正解ではないです。賛否あるのは理解してます。ただ、伝えたかっただけです」と改めてメッセージを発信。多くの反響を呼んだ自身のコメントについて“誤解”のないように説明した。

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2021年7月19日のニュース