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20選手がコロナ感染のリバープレート 故障中のMFを代役GKに起用してリベルタドーレス杯勝利

[ 2021年5月20日 17:58 ]

本職はMFのエンソ・ペレスが代役GKとして活躍した(AP)
Photo By AP

 リベルタドーレス杯の1次リーグが19日に行われ、登録GK全4人含む20選手が新型コロナウイルスに感染して出場できなくなったリバープレート(アルゼンチン)が2―1でインディペンディエンテ・サンタフェ(コロンビア)を破った。

 特例でのGK追加登録要請は南米サッカー連盟が却下。前日の段階では残ったフィールド選手10人で戦うとの見通しも報じられていた。しかし、故障を抱えて本職のMFとしてはプレーできないエンソ・ペレスが代役GKとして出場。控え選手が不在で初出場の2人含む11人で開始3分と6分のゴールで2点をリードすると、相手の反撃を1点に抑えて逃げ切った。ホームながらボール支配率で31―69%、シュート数で9―22本と圧倒されながら、総勢23人で5人の交代枠を使った相手に競り勝ち、5試合を終えて勝ち点9としてD組首位に浮上した。

 ゴールを守ったペレスは「仲間のGKからメッセージをもらって自分からも尋ねたよ。GKコーチと練習して助言してもらった。常にペナルティースポットを(ポジショニングの)目印にした」と振り返った。一方で「この時代に暮らし、コロナに苦しむ中で試合に関して話すことは意味がない」と指摘。それでも優勝4回を誇る名門を救い、クラブの歴史にその名を刻んだ。

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2021年5月20日のニュース