×

J女性初の主審を務めた山下審判員の目標 「男性の試合を担当するのが当たり前になること」

[ 2021年5月17日 17:58 ]

16日のサッカーJ3のYS横浜―宮崎戦で、女性主審として初めてJリーグの試合を担当した山下良美審判員(C)JFA
Photo By 共同

 J史上初めて女性として主審を務めた山下良美審判員(35)が17日、オンライン取材に応じ、前日に担当したYS横浜―宮崎を「感謝や責任、いろんな思いを背負って担当しなきゃいけないなと臨んだ。終わってからはホッとしたという気持ちが一番です」と振り返った。

 歴史的な日への号砲は、何気ないものだった。「(審判員には)大学の先輩に誘われたんですけど、というか無理やりやらされたというか、最初は全然気が進まなかった。1試合だけやればいいやというくらいの気持ちで始めた」。ただ、試合を終えると「もっとこうしたい」という欲求が生まれ、ステップアップしていった。

 今後の目標は「女性審判員が男性の試合を担当するのが当たり前になること」だという。そのうえで「女性審判員だと仕事との両立であったり、育児との両立などもある。こういう場で認知されて、環境が整っていったらいいなと思う」と強調した。

続きを表示

2021年5月17日のニュース